アカスぺからコンディションに関するメールがきたという内容で、前回記事を書かせてもらいました。
まだお読みでない方は、こちらをどうぞ!
⇒Amazonアカスペからコンディションが一致しないというメールがきた
前回は、アカスぺから連絡がきたときには、とりあえず落ち着く。
そして、アカスペがどういう意図でメールをしてきたのか探りながら、安全なゴールを目指していくというお話でしたね。
今回は、アカスペとの実際のやり取りをご紹介したいと思います。アカスぺは何を要求して、ぼくがどう対応したのか全部公開しちゃいます。
今後、皆さんがアカスぺからの連絡がきたときの参考になれば幸いです。
アカスペに返信文を考える
違反を正しく認識する
アカスペから調査のメールがきたら、自分がどんな違反をしたと見なされているのか正しく知る必要があります。
そのときに、いくら問題を頭の中で考えても、そこには答えはありません。
では、どこにあるのか?
それは、Amazonの規約文もしくはAmazon出品大学にあります。ここには、Amazonに関するすべてのルールが記載されています。
最も確実にAmazonの規約を把握するためには、規約全文を読み込むことです。
しかし、読んだからといって全部憶えることは困難なので、結局やることは規約や出品大学で該当する箇所を探しながら、問題について考えるしかありません。
Amazonがこちらのどこが間違っているのかバシッと教えてくれたら一番早いのですが、普通はそこまで教えてくれることはまずありえません。
すると、自分で調べるしかないんですね。
違反はすぐに修正する
規約を読み込み、自分がどの規約に違反したのか把握できたら、次にするべきは行動です。
「Amazonに返事をする前に、もう行動しちゃうの!?」とお思いの方も多いかもしれませんが、即行動これが大事です。
例えば、会社に遅刻をしたとして「今急いで会社へ向かっています!」というのと、「今はまだ家です。すみません」というのと、どちらが反省が伝わるでしょうか。
圧倒的に行動している前者の方が、より反省している感が相手に伝わりますよね。
Amazonでアカスペに目をつけられたときも、それと同じです。
「すみません。これから直します」というよりも、「すみません。もう全部直しています」の方が効果的です。
改善計画を添える
行動を行い、次は改善計画を伝えます。
改善計画なんてかっこよく言っていますが、要は、もうしません!次から気を付けます!と伝えるということです。
せっかく会社に遅刻した例を出したので、またこれを使いまわしさせてもらいます。
遅刻して会社に到着して上司にお詫びするときには、ひたすら、すみませんと謝るしかないのかもしれませんが、次からどうするかが話に添えられていると、謝罪により説得力が増しますよね。
内容は何でも良いんです。大切なのは納得感なのですから。
「目覚まし時計を3つセットします」とか「次、遅刻したら毎朝1時間早く出社します」とか言われたら上司も「まぁ、それなら許してやるか」となるじゃないですか笑
アカスぺも人なので、こういう手は有効です。
上記のような3つの点に気を付けながら作成した返信文が、以下のものです。
アカスペからの要求
返事が返ってくるまでの時間
アカスペはすべてが謎に包まれています。何人いて、どんな人なのか、どれほどの力を持っているのかそのすべてが謎です。
ただ、ぼくがわかることは一つだけあります。ただただ、アカスペは忙しいということです。
何故なら、上で紹介したような返信文を送ってから、次にメールを受けるまでに丸2日かかりました。
この間は、「送ったメールがちゃんと届いてないんではないだろうか」「もしかすると、Amazon内で特別な返信の仕方ががあったのではないだろうか」と、とても不安な思いで過ごしたのを忘れません。
おそらく多くの方がこの経験をされているので、このことの意味がよくわかると思います。
結論から言うと、ぼくの返事の仕方は何も間違っていませんでした。普通に届いたメールに返信しただけで、それが正解でした。
アカスペからの2通のメール
アカスペからメールは2通届きました。一通目がきて、すぐ間もなく二通目もきました。
以下がその内容です。
<訳>あなたからのメールを受け取りました。審査が終了しないとアカウントを閉鎖する措置も取るかもしれません。
<訳>あなたが反省して出品情報を削除したことを確認しました。
アカスペが求めるもの
このアカスぺからのメールで、アカスペが何を考え、何を求めているのか探ります。
ここで下手に動いてしまうと、今まで慎重に対応してきたことが無駄になってしまうので、対処するときには最初から最後まで細心の注意を配らなくてはいけません。
どうやらメールを読む限りでは、それほど厳重な注意は無さそうです。むしろ、ほぼ許してくれていると解釈してしました。
しかし、気になる一文が見られます。「期日内に資料のご提示がない場合は、審査が正常に通過しない」の箇所です。
ぼくはこれを「請求書を提出するまで決着させません」と訳しました。
請求書の用意
素直に仕入先の請求書を提出する
Amazonが要求するように、素直に仕入先の請求書を提出できれば最短で問題を解決できます。
しかし、今回は正直に請求書を提出したくない理由がありました。今回の商品はAmazon.comから仕入れていたので、グレーゾーンだったんですね。
Amazon.co.jpはAmazon.comからの仕入れからの正規品販売を許さないわけではありませんが、推奨しているわけでもありません。グレーです。
だからこそ、できればAmazon.comのインボイスを提出して余計な面倒に巻き込まれたくないという思いがありました。
メーカーから新たに購入した請求書を提出する
いくつか問題がありますが、それでもメーカーからの正式な請求書を提出すればAmazonは納得してくれます。
それだけ、メーカーからの請求書には強い力があります。
ただ、今回はメーカーに請求書を発行してもらうのにどうしても解決できない問題がありました。それは、購入条件にアメリカ国内で取得するいくつかの証明が必要だったためです。
時間をかければそれはそこまで大きなハードルではないのですが、今回はトータルで7日しかありません。ここまでで既に2日以上経過しています。
Amazonにはケースというものが存在し、このケース期間内に処理が完了できない場合は自動的にペナルティが与えられる仕組みです。
もし、ここでうまく事が運ばなかった場合、時間切れになってしまうリスクがあります。
そのため、メーカーからの請求書を発行することと、素直にAmazon.comの請求を提出することを天秤にかける必要があります。
今回のお話はここまでです。
次回は、請求書を提出し、アカスペとのやり取りが最後まで進んだお話をさせてもらいます。
今回のホンマエ
・アカスペに送る内容は慎重に考える
・アカスペからのメールの解釈は正しく行い決して間違えない
・自分が目指すゴールとアカスペの要求をうまくすり合わせる努力をする