Amazonで出店をする限りアカウントリスクは避けることができません。
アカウントの停止や閉鎖措置を受けることになれば、売上金が保留になったり在庫の返品処理に追われることになります。
だからこそ、日ごろから規約を遵守し傷がつかないようしっかり守っていかなくてはいけません。
今回は万が一アカウントが閉鎖し、再起を図る際の注意事項を解説します。
自分は正しいと思っていても、Amazonが必ずしもそれを認めてくれるとは限りません。
どんな切り口から調査をされても「こちらはしっかりアカウント管理しているんだ」ということを証明できるように、これから説明する注意事項を憶えておいてもらえたらと思います。
Amazon規約のおさらい
Amazonの出品用アカウントに関する規約はこちらから参照できます。
こちらを一読するとわかると思いますが、複数アカウントの所持については一切書かれていません。
なので、ぼくが電話でテクニカルサポートに問い合わせをして確認した情報をシェアしたいと思います。
まず、Amazonには購入用アカウントと出品用アカウントの2種類のタイプのアカウントがあります。
商品を購入するための購入用アカウントは複数所持が許されています。
しかし、出品用アカウントは一人につき一つまでとなります。
例外的に、法人アカウントの場合は個人アカウントと合わせて2つ持つことが許されています。
法人アカウントを考えると混乱する場合は、一人一つと憶えておけば良いかと。
Amazonが複数アカウントかチェックする7項目
Amazonでは出品用アカウントは一人一つということがわかりました。
次は、Amazonがアカウントのどこの情報を確認して、チェック対象者がアカウントを1つ持っているのか2つ持っているのか判断しているのか見ていきます。
これはぼくが情報収集をしている現段階の話なので、今後変更もあり得ることをご承知おきください。
⒈ 名前(担当者と店舗名)
新しくアカウントをつくる際には、名前には当然気を付けてください。
担当者名は、オーナーの自分ではなくてもショップの担当者ということでアルバイトさんやそれに近しい人の名前を借りることで対処します。
店舗名は無数に作れますので、以前の名前とは分けるようにしましょう。
⒉ 銀行口座
銀行口座名がチェック対象かは意見が分かれるところです。
同じ金融機関で同一名義というのは完全に怪しいので、チェックされる可能性が高いでしょう。
金融機関名と口座番号は確認されていることは確実なので、ここだけは注意です。
⒊ クレジットカード
これも銀行口座と同じです。
クレジット会社とカード番号は確認されているので、全く同じということはないように。
ただし名義だけはわかりません。
同一同名ということもあり得るため、難しいラインです。。。
⒋ 住所
住所は確実に確認されています。
あまりないとは思いますが、同じ家に以前住んでいた人がアカウント閉鎖を受けていて、そこに自分が越してきた場合、紐づけにより自分もアカBANされてしまう可能性は高いです。
先住者がAmazonをやっていたかどうかは確かめようがないので、これは運ゲーになりますね。
ちなみに紐づけというのは、複数のアカウントが同一個人で運用されていたと判明してしまったときに使用するスラングです。
⒌ 電話番号
電話番号はチェックされています。
今は格安ケータイなどで月々1500円以下で契約できるものも増えてきました。
コストもそれほどかからないので必要経費と割り切って新規契約するしかないかもしれません。
以前と同じケータイで登録すれば確実にアカBANとなるので、十分気を付けてください。
今は050番号が登録できない様になっているので、格安ケータイを用いるのが確実性が高い方法です。
⒍ メールアドレス
これも名前と同じです。
メールアドレスはGmailで無数に作れるので、別のアドレスを用意するしかないですね。
⒎ パソコン
ここが最も難しくミスが多いポイントです。
一口にパソコンといっても、チェック項目が3つありますので、ザックリと説明します。
①パソコン本体
パソコンにはMACアドレスといって、ネットワーク機器のハードウェアに一意に割り当てられる物理アドレスが存在します。
この一文だけ見ても「ん?なんだそれ?」って感じですよね笑
大丈夫です、ぼくもこの辺はサッパリわかりません笑
興味がある人はWikipediaのリンクを貼っておくので詳しく読んでみてください。
パソコンにはMACアドレスというのが必ず備わっているんだくらいの認識で大丈夫ですよ。
あまり難しく考えない様に。
このMACアドレスが判定の対象になる可能性があるので、パソコンは以前のものと変えた方が良いかもしれません。
このあたりは判定される判定されないという意見が分かれており、答えはでていないのであくまで可能性のお話です。
ちなみにぼくはパソコンは分けた方がいい派です。なんとなく笑
②IPアドレス
IPアドレスは多くの人が聞いたことあるものだと思います。
要はインターネットのネット回線の番号のことです。
このIPアドレスのグローバルIPというのを判別しているので、ネットワーク回線は確実に分けるようにしないといけませんね。
例えばプロバイダーを変えるとか、スマホのデザリングを利用するなどの方法があります。
③クッキー
クッキーはインターネットサーバーから送られる会員証みたいな意味だと解釈しています。
正確には違っていたらゴメンナサイw
このクッキーにはブラウザクッキーとフラッシュクッキーの2つがあるのですが、Amazonはどちらもチェックしています。
テクサポの方が言っていたので間違いない、、、はず
どちらもクッキーの削除の方法はあるのですが、パソコンが弱いという人にはちょっと難しいかもしれません。
もちろんぼくは機械に強くないので、削除はできてもそれを確かめることができず焦るタイプです笑
クッキーって何だ?という方は、大人しくパソコンを買い替えた方が絶対に安心できます。
外出先の公共電波に注意
ここまで7つのチェック項目を解説しましたが、最後に大事な注意事項をお伝えします。
普段は気を付けていても気を抜いたときにウッカリやってしまうのが、公共のWi-Fiに繋いでセラーセントラルを開いてしまうことです。
先にも話しましたが、接続先のネットワーク回線を別のセラーが利用していた場合、アカウントの紐づけがなされてしまいます。
これは相手方に被害を与えてしまう可能性もあれば、自分が被害を受けてしまう可能性もあります。
普段は紐づけに注意している人でも、ついやってしまったという意見をよく耳にします。
今まで気を付けるようにと何度も話してきましたが、塾生さんの数名が公共のWi-Fiを間違って繋いでセラーセントラルを開いてしまっています。
外出先でネットを繋げるときにはセラーセントラルは絶対開かないようなクセづけしましょうね。
まとめ
・Amazonは購入用アカウントは複数所持OK
出品用アカウントは複数所持NGとしている
・複数アカウントを所持しているかのチェック項目7点
⒈名前
⒉銀行口座
⒊クレジットカード
⒋住所
⒌電話番号
⒍メールアドレス
⒎パソコン(①パソコン本体②IPアドレス③クッキー)
・公共のWi-Fiを繋いでセラーセントラルは繋がない
→アカウントの紐づけがされてしまう