Amazon輸入はもう稼げない。ネットで「Amazon輸入」と検索すると、そういった意見をよく目にします。
はたしてそれは本当でしょうか?
現在までで、ぼくはAmazon輸入を1年経験してきましたが、まだまだこのビジネスは稼ぐことができるビジネスモデルだと思っています。
どうしてそのように考えるのか、その理由を詳しくお話します。
Amazon輸入というビジネスモデル
欧米から輸入した商品を転売する
繰り返しますが、Amazon輸入はきちんと知識を習得して、適切な時間をかければ平均的な能力を持っている人なら誰でも稼ぐことができます。
と言っても、文章でお伝えするより数字の方が分かり良いと思うので、ぼくが副業で一年やってみた実績を紹介します。
取り組んでいる方法は、欧米Amazonから利益の取れる商品を輸入して、日本Amazonで販売するというとてもシンプルなものです。
きちんと利益が取れる様商品の仕入れ原価を計算したり、確実に販売できる様儲かる商品をリサーチすることが基本のスタイルです。
輸出より輸入を選ぶ理由
輸入とくれば、当然「なぜ輸出でなく輸入なのか?」となりますよね。輸入を選択したのには理由があります。
どちらもメリット・デメリットはありますが、敷居が低いのは完全に輸入です。
輸出の方がカッコイイイメージ?がありますが、海外の法律や税金など輸入と比べて多くのことを学ぶ必要があります。海外口座を開設したり、クレーム対応も英語ということもハードルが高いかもしれませんね。
また、副業で始める人が圧倒的に多いのも輸入の方です。税関(通関)を通すので、多少の輸入に関わる知識は必要であったり、国際送料の計算もありますが、他は国内せどりと大差ありません。
誰にでもできる商品リサーチ
転売をするからには、販売するための商品を選定しなくてはいけません。その方法を一般に商品リサーチと言います。
商品リサーチのノウハウはほぼ確立されているので、ネットで検索すれば簡単に探すことができます。それがAmazon輸入が稼ぎやすいビジネスモデルと言われる理由の一つです。
ここで詳しくはリサーチ方法の解説はしませんが、Amazonのカテゴリーランキングで10,000~100,000位以内の商品がそのリサーチ対象となります。
あまり売れすぎても競合が多いですし、売れなさ過ぎても困るので、10,000~100,000位以内の商品が比較的扱いやすいですね。
初心者が稼ぐために考えること
事業の計画を立てる
初心者の方に絶対にやって欲しいことが、事業計画を立てるということです。
たとえ副業であっても、転売は事業なので計画なしの行き当たりばったりでは、大抵失敗します。コンサルティングを受けているというのなら講師の方が用意してくれるので別ですが、そうでなければできる限り現実的な計画を立てる必要があります。
意外に思われるかもしれませんが、このビジネスは事業が拡大しているときには手元にお金が残りません。つまり、銀行口座にお金がないという意味です。
そのお金はどこに行ってしまったのか?お金は販売するために仕入れた在庫に行ってしまっています。
お金を失ってしまったというわけではないですが、一時的にお金は在庫に姿を変えているので、この状況を「自分はこんなに頑張っているのに稼げない」とビックリする人が多いですね。
もし、このことを知らずに転売をやっているとショックのあまりビジネスを辞めてしまいかねないので、こういった事態も計画に織り込む必要があります。
あとは、赤字でも毎月しっかり売るということが基本です。赤字を怖がっていては小売りはできません。
お金の扱いで大事なのは、キャッシュフローというお金の流れ・・・つまり、資金繰りです。
入金と出金のお金の流れを管理できていれば、赤字はさして怖いものではないので、恐れず計画に含めてしまいましょう。
スピードを意識する
キャッシュフローで大切なことは、スピードです。
商品をドンドン回転させ、仕入れと販売のサイクルを高速で回します。つまり、それがお金のサイクルの高速回転となるので、早ければ早いほど資金管理は安定します。
そして資金管理が安定するということは、ちゃんと自分の懐に入ってくる儲けが生まれるということに繋がります。
ちょっとこの言い方はいやらしいですねw
欧米輸入はせどりと違って、商品の発注から出品まで3週間のリードタイムが発生します。この3週間があることによって、キャッシュフローの管理は難しくなりますので気をつけましょう。
逆にこの難しさがあるからこそ、輸入はせどりとの差別化ができています。輸入をするアドバンテージというわけですね。
法律や規約に違反しない
輸入のアドバンテージはもう一つあります。それは、輸入をするという手間です。
手間とは、法律の知識と言い換えられます。やはり一般的な方にとって、海外から輸入をするというのはかなり高いハードルに感じています。
そこをぼくたち輸入セラーが代行することによって、利益をいただけることになります。
転売は悪だと言う意見もありますが、ぼくはそうは思いません。輸入することを面倒だと考えている方に、その手間を省くお手伝いをできているので、それはちゃんとした貢献です。
仕入れた価格の倍以上で販売することに後ろめたさを感じる方もいるかもしれませんが、誰かのために貢献できているのであれば、それは仕事に自信を持って良いんではないでしょうか。
これは輸入と直接関係はありませんが、ぼくたちはAmazonというプラットフォームを利用するので、そのプラットフォームのルールはしっかり守らなくてはいけません。
Amazonは外資系企業なので、規約違反者には厳しい措置を取ります。長期的にAmazon輸入をやっていきたいと考えているのであれば、法律は当然ですが、Amazonの規約もできるかぎり順守するよう心掛けてください。
Amazon輸入の将来
安定的に儲けるためには
初心者の方がAmazon輸入で稼ぐためには、計画と実行あるのみです。ビジネスの現場でよく言われているPDCAサイクルを回すといったイメージですね。
当初予想したことがその通りにならないことは往々にしてあり得るので、「む?おかしい!?」と思ったら一旦立ち止まって考えてみましょう。
後は、分析してまた別の方法で再トライです。
多くの方が途中でビジネスを辞めてしまう理由は、このトライ&エラーの繰り返しに耐えられないためです。そして、最終的には「このビジネスが悪かったんだ」というところに行きつきます。
もしかするとそういった可能性もないわけではありませんが、ぼくはAmazon輸入以上に初心者に優しいビジネスを他に知りません。
他に失敗する理由を挙げるのであれば、初期資金の少なさがあるかもしれません。
やる気ときちんとした計画さえあれば、理論上は資金ゼロからでも始めることはできます。しかし、ぼくを含め大半の方にはそんなリスキーなことはできません。
最初のビジネス資金はあるに越したことはありませんので、できれば最低10万円は用意しましょう。
この初期投資も用意することが難しいという方には、自己アフィリエイトやクラウドソーシングなどて最初の種銭を稼いでいただきたいと思います。
作業の外注化
Amazon輸入がいくら稼げるといっても、ずっと転売だけを繰り返すのは不安になりますよね。
ビジネスに慣れてきたら、次の展開を目指しましょう。今まで自分がやってきた作業をアルバイトさんにやってもらうとか、商品をメーカーから仕入れたりだとかいろいろ考えられます。
あとは、納品代行といって検品・梱包・出品までを代行してくれる業者さんもあるので、こういったサービスを利用するのも手ですよね。
ネットに詳しい方なら、ランサーズやクラウドワークスなどの外注サービスを利用することもおすすめです。とても優秀な方が、少ない予算でもお仕事を手伝ってくれることもありますよ。
環境に適応することが生き残る秘訣
Amazon輸入がまだまだ稼げるというお話をここまでしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
このビジネスは発展性が高いタイプのビジネスです。ネットショップやメーカーからの直接取引きなど、やろうと思えば仕入れ先の拡大もできますし、資金によっては規模の拡大ができるというスケールメリットもあります。
ぼくはとても魅力的なビジネスだと思っていますが、皆さんには気を付けて欲しいことが一点あります。
それは、努力が実を結んで稼げるようになっても、そこにあぐらをかいていては、いつかは稼げなくなるということです。
Amazon輸入は今は稼ぎやすいビジネスモデルですが、これがいつまでも続くことはあり得ません。
配送料や法律、Amazonの規約など日々目まぐるしく環境は変化しています。
その変化に適応できなくなったときに、自分のビジネスは終わってしまうので、情報は常に取り入れ続けましょう。そして、環境に適応しましょう。
それができれば、Amazon輸入は多くの方にとってお金を稼ぐのに非常に優秀なビジネスモデルとなります。
今回のホンマエ
・Amazon輸入はまだまだ儲かるビジネス
・事業計画をPDCAで回しながら実行することが大事
・環境に適応できなくなったときに稼げなくなる