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どっちが儲かる?中国輸入と欧米輸入を比較してみた

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輸入ビジネスと言えば、だいたい中国輸入と欧米輸入のことを言います。

この2つは同じ輸入ビジネスでありながら、特徴や稼ぎ方も全く違うので、初心者の方はどちらを選べば良いのかで悩みますよね。

今回は、それぞれの良い点悪い点などの特徴を徹底比較しますので、今から始めるならどちらの方が良いのか選ぶ判断材料にしていただけたらと思います。

中国輸入と欧米輸入のメリット・デメリット比較

中国輸入のメリット

まず、そもそも中国輸入はどんな輸入なのかについてお話します。

中国輸入とは、タオバオやアリババなどの中国サイトから代行業者を通じて商品を仕入れ、日本のAmazonで販売するのが一般的な方法です。

淘宝(タオバオ)

アリババ

一応見たことのない方のために、タオバオのトップページをサンプルでご紹介します。こんなサイトですね。

代行業者を使うのは、クレジットカードなどを使って直接決済を行うことができないためです。現地の中国人の方に、自分に代わって商品を購入し発送の手配等をお願いすることになります。

商品の特徴としては、基本的には型番や製造番号が無いノーブランド品の扱いとなり、単価も低めです。薄利多売のスタイルですね。

スマホケースを例に紹介させていただくと、こんな感じの商品が中国輸入商品です。なんだかどこかでみたことあるようなデザインな気がしますねw
中国輸入品

今回は中国輸入と欧米輸入の比較なので、その他の国については詳しく触れることはしませんが、東南アジアからの輸入はノーブランド品の薄利多売になるので中国輸入に含めてしまって良いと思います。

一方で、オーストラリアやニュージーランド、カナダの国々は輸入の戦略が欧米輸入と同じため、欧米輸入に含めたいと思います。

中国輸入の概要はこのあたりにして、そろそろ中国輸入のメリットをご紹介しますね。

最大のメリットとして、利益率の高さが挙げられます。計算方法によっても違いますが、30%~50%の高利益率を出すことはそれほど難しいことではありません。

ぼくたちが良く知る上場企業の利益率が3%前後だったりする中で、この利益率は驚異的ですよね。

その他にも、少額の資金から開始できること。輸入代行の方と協力することで、将来的に半自動化や自動化の仕組みを作りやすいといったメリットがあります。

中国輸入のデメリット

数々のメリットがある中で、中国輸入にもデメリットは存在します。

Amazonで商品を販売する場合、ノーブランド品はAmazon規約に抵触する可能性が高いため、アカウントの健全性を保つのに苦労するかもしれません。

ここですべての規約を挙げるのは難しいので、一部だけ紹介させてもらうと、商標権などの権利関係。真贋などの偽物関係の規約に抵触すると判断される可能性が高いです。

調査が入ると、いくら自分は正しいことを主張しても多くの時間が取られますし、最悪アカウント閉鎖もあり得ます。

また、他のセラーからの嫌がらせ行為が多いのも中国輸入の特徴です。

ノーブランド品の扱いとなるので、どうしても価格の差で販売力に差が生まれてしまうので、それを嫌がる競合からの様々な行為が見られます。

このことも関係し、商品を販売した後の返品率は高めです。

欧米輸入のメリット

メリットの前に、簡単に欧米輸入の特徴をご紹介をしますね。

欧米輸入はアメリカやヨーロッパのAmazonやネットショップから商品を購入し、日本のAmazonで販売するのが一般的な方法です。

BUYMAを利用する方もいますね。

Amazon.com(アメリカAmazon)

BUYMA(バイマ)

ちなみに、中国輸入と欧米輸入どちらでもAmazonで販売することを想定しているのは、Amazonというプラットフォームが輸入ビジネスに最も適しているからです。

FBAというAmazonの倉庫に納品するだけで受注から発送まですべての面倒な作業を代行してくれるサービスを利用できることや、Amazonの圧倒的な集客力を利用することで自分で広告などを打ち出さなくても販売ができる点が、Amazonに出店する理由ですね。

仕入れでは、自分のクレジットカードやペイパルを利用して商品購入し、転送業者という荷物をまとめて国際配送してくれるサービスを利用して輸入します。

取り扱う商品は、欧米のブランド品が中心となるので、かなり幅広いジャンルを取り扱うことになります。先ほど、スマホケースを例に挙げましたが、欧米輸入のスマホ商品は下の画像のような商品になります。
欧米輸入品

メーカーとブランドが記載されいるのがこちらの特徴です。少しわかりにくいかもしれませんが、何となくでも中国輸入と欧米輸入の商品の違いを感じていただけれたと思います。

欧米輸入の最大のメリットは、副業として始めやすく続けやすい点にあります。

自分以外の誰か、例えば代行業者の人と連携しなくても、自分一人だけで最初から最後までビジネスを完結させることができます。

MyUSなどの転送業者とは、連携というよりパソコンからの選択と決定だけの作業なので、連携とまでは言いませんね。

また、ちゃんとしたブランド品を扱うので返品率も低いですし、競合からの嫌がらせもほとんどありません。価格以外のブランド力で勝負しているためです。

その他には、ビジネスのかたちが確立しているので、間違った方法でなければ、ほぼチカラワザで利益を上げ続けることができます。ひたすら儲かる商品を積み重ねるってことですね。

欧米輸入のデメリット

欧米輸入は利益率が低いので、ある程度稼げるようになるためには元手の資金を必要とします。

利益率は15%~30%くらいで、稼ぐためには結構な商品数を販売しなくてはなりません。そうなると、仕入れるための元手資金が多ければ多いほど有利になってきます。

また、リサーチから納品まで、自動化できないことはないですが、中国輸入と比較するとやるべき作業量が多いです。

物量が少ない内は特に問題とならないかもしれませんが、量が多くなるにつれて作業の効率化と仕組化を進めないと規模の拡大をすることが難しくなります。

中国輸入と欧米輸入の将来的な展開の違い

中国輸入の方向性

これまでお話ししてきた内容は、中国、欧米共に輸入の導入についてです。

つまり、最も難易度が低い単純転売の比較をそれぞれしてきました。

これからお話しするのは、単純転売の後にどのような展開に進むのかということです。

中国輸入の単純転売後の方向として最も有名なのは、OEMです。

Wikipediaによると、OEMとはこういったものということです。「OEM(オーイーエム、英: original equipment manufacturer)は、他社ブランドの製品を製造すること、またはその企業である[1]。日本語では「相手先(委託者)ブランド名製造」[2]、「納入先(委託者)商標による受託製造」などと訳される。

これだと少しわかりにくいかもしれないので、一言で言うと工場に依頼して自分のオリジナルブランド商品を製造してもらうということです。

転売では、すでに出来上がっている既製品を仕入れる訳ですが、OEMでは一から商品を自分で製造することになります。

商品プロモーションや在庫管理、商品ページの作りこみなどは難しい面もありますが、その分独占的に販売を行うことができますし、利益率も今まで以上に良くなります。

最近では、単純転売をすっ飛ばしていきなりOEMから取り組む方も増えてきましたね。こういった点も副業として魅力的なところかもしれません。

欧米輸入の方向性


欧米輸入は商品を供給しているより上流に上るケースが多いです。もちろん、国内直接取り引きの方向へ進むということもありますが、あくまで欧米輸入に絞った場合であればよりメーカーに近いところからの仕入を目指すことになります。

商品の価格はメーカーからの仕入れが最も安く、小売りに近づくに従い高くなっていきます。そのため、利益率を上げ、独占的な立場をつくる差別化のために、多くの欧米輸入セラーは上流を目指しているのです。

ちなみに、商品供給ルートはこういった流れが普通です。

メーカー → 卸業者 → ネットショップ → 小売り

最近のトレンドはメーカーからの独占販売権を獲得するとか、日本総代理店になるといった代理店ビジネスです。これは、クラウドファンディングとも相性が良いですね。

個人輸入から貿易に事業を発展させたい方は、このような将来展開もあるということを知っておいてください。

初心者にはどちらがおすすめ!?

サラリーマンや主婦の方の場合

ここまでで中国輸入と欧米輸入の違いを紹介してきましたが、まだまだ不安な点はいくつもありますよね?

ぼくは、どれだけビジネスに時間をかけることができるかが、ビジネスを成功させる上でとても重要だと考えています。スタート資金の大小で差がつくことは、もうお話ししてきましたね。

そこで、一般的に「時間は少ないけれど資金はあるサラリーマンの方」と一般的に「時間は多いけれど資金が少ない専業の方」を比較して、中国と欧米どちらが稼ぎやすいのか考えてみたいと思います。

サラリーマンや主婦の方には、中国輸入が向いています。

中国輸入は確かに、最初こそ仕組みづくりに時間を取られてしまうかもしれませんが、一度軌道に乗ってしまえばそれほど毎日多くの時間を必要とするわけではありません。

また、その後の展開のOEMについても同様です。一度ヒット商品を作ってしまえば、そこまで定期的に手を加える必要もないので、時間の費用対効果に優れています。

専業や学生の方の場合

輸入を専業にされたい方や比較的時間のある学生の方には、欧米輸入が向いています。

欧米輸入はとにかく時間がかかります。ツールを使うなどして効率化を行うことはできますが、それでもほとんど毎日手をかけてあげないと安定して稼ぐことは難しいビジネスです。

直接取り引きにしても、先方さんとの英語交渉やその他いろんなやり取りがあるため、ちゃんと時間を割くことができない方には少し難しいですね。

ただ、その分アカウントリスクや競合からの嫌がらせは少ないため、しっかり時間をかけたらちゃんと長くビジネスを安心して継続しやすい利点もあります。

塾やコンサルティングは受けるべき?


これも皆さん気になるところだと思います。塾やコンサルティングを受けないと稼げるようにならないのか?

ズバリ!結論から言ってしまえば、人から教わらなくてもお小遣い稼ぎ程度なら、一般的な能力のある方なら稼ぐことができます。

一般的な能力以上の方に限定させていただいたのは、申し訳ないですが自己分析や情報収集能力、そして目的意識の低い方には稼ぐことができないと思われるためです。

いくら簡単な輸入ビジネスだとしても、社会人として最低限のレベルに達しない方には、ちょっと難しいと思われます。どちらの輸入も、お客さんからお金をいただいてサービスを提供するれっきとしたビジネスですから、甘いわけがありません!

逆に、ちゃんと自分の行動を分析して売り上げを上げる工夫ができる方。ネット上の情報からホント・ウソを見抜いてより正確な情報を収集できる方。お金と時間を犠牲にして、より多くのお金と時間を得る覚悟のある方。こんな方には、独力で稼ぐこともさほど難しくないはずです。

人からの指導で得られるものは、スピード感とマニアックな情報です。もし、人より圧倒的に早く成果を上げたい、ネットに落ちていないようなマニア情報が欲しいという方は塾やコンサルティングを検討してみることをおすすめします。

最終的な判断方法

いかがでしたでしょうか?ここまでで、ご自身の気持ちは固まりつつありますか?

もし、ここまでお読みいただいても、それでも中国輸入と欧米輸入どちらを選択するか全然決められないという、そんなあなた!

最後はやりたい方を選びましょう!好きこそものの上手なれと言いますが、心からやりたいと思えることは継続も容易ですし、自然と結果もついてきます。

その逆に、やりたくもないことをお金のためと我慢して取り組むのは、とても悲しいことに思えます。もちろん、結果も大して出ません。

輸入ビジネスはどちらを選んでも、それぞれ違う大変さがあるので、どうせ大変な目に合うなら楽しみながら困難を切り抜けられる方を選んだ方が気持ちも下がりにくいですよ。あまりぼくは、やる気とか気合いとか精神論をあーだこーだ言うタイプではありませんが、モチベーションは成功に大きく関係していると考えています。

断言します!これを読んでいるあなたが、より稼ぎやすいのは、中国輸入、欧米輸入どちらかやってみたい!と心動かされた方の輸入ビジネスです!

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