引当金はしっかりその仕組みを理解していないと、
お金の流れでめちゃくちゃ苦労することになります。
とりあえず、その危険性を記事にしたので
こちらを参考にされてくださいね。
そこで今回、
売上げの7~8割を引当金に持っていかれてしまったというお声を耳にしたので、
改めて引当金の注意をしたいと思います。
また、まずそのルールをしっていないことには対策のしようがないので、
どのような計算に基づいて引当金が算出されるのかも
詳しく解説したいと思います。
3種類の設定
引当金はすべてのセラーに共通して存在するものですが、
その設定ルールまでが共通なわけではありません。
実は3種類の設定があるので、
自分がどの設定なのか知る必要があります。
⒈ 2016年8月31日よりも前に、アカウントを開設したセラー
このセラーは比較的引当金が優遇されています。
ぼくは普段からキャッシュフロー、キャッシュフローと声を上げていますが、
このタイプのセラーはそこまで資金繰りを強く意識しなくてもそこまで困ることはありません。
また、この時期以前にAmazon輸入を始められているなら初心者ということはないので、
今回は説明を省きます。
⒉ 2016年8月31日よりも後に、アカウントを開設されたセラー
おそらく大多数の方がこの条件に当てはまるかと思われます。
ぼくも、最近物販を始められた方と同じ、この条件で引当金を設定されています。
その設定内容とは、こんなです。
「注文の売上は、その注文のお届け予定日の最終日から7日間は留保され、
8日目以降に支払いが可能となる仕組みとなっている。
そのため、注文のお届け予定日の最終日から8日目を迎える前に締め日を迎えると、
その売上は引当金として翌決済期間に繰り越されることとなる。」
これだと何が何だかわかりにくいので、
一言で言うならこうです。
普通に物販をやっていると、
半分の約50%が引当金として保留されるよ!
⒊ Amazon担当部署から声かけをして、アカウントを開設したセラー
この条件の方はこのブログを読んでいないと思うので
スルーでもいいですか?w
Amazonから声掛けのあるセラーというのは、
もう個人ではなく中小企業レベルなので
転売などは行っていることは考えにくいですね。
この条件のセラーは信頼と実績がある分、
もしかすると引当金というものすらないのかもしれません。
ちなみにどのような設定かは調べることが叶わなかったので、
ものすごい有利な条件くらいしかわかりません。
絶対にやってはいけない販売スタイル
皆さんはおそらく条件2の方がほとんどだと思いますので、
その前提で話を進めさせてもらいます。
2の方は、
普通に物販をやっていれば約半分くらいが引当金にあてられるとお話ししました。
この普通にというのは、
滞りなくキャッシュフローを回して、
一連のサイクルがスムーズに流れている状態のことです。
一応、半分程度の引当金なら
キャッシュフローを意識できていれば
理論上は儲けをしっかり出すことができます。
キャッシュフローの安定が大事
ただし、キャッシュフローとサイクルが乱れてしまうと、
引当金は50%→80%以上もあてられてしまうため、
資金計画が完全に立ち行かなくなってしまいます。
大量のキャッシュを持っている方ならなんとか持ちこたえることができるかもしれませんが、
資金的にギリギリでビジネスをしている方だと
高確率で資金ショート(手持ちの現金がなくなり支払いができなくなること)を起こしてしまいます。
売上が日によってばらけるのは仕方ありませんが、
あまりにばらつきがあり過ぎるとこのような事態が発生してしまうので、
日ごろから「フロー=流れ」はちゃんと意識しておかなきゃいけませんね。
アカウント閉鎖と同じくらい怖い資金ショート
ちなみに、Amazon輸入でアカウント停止・閉鎖が怖いと言われていますが、
あれってアカウント閉鎖自体が怖いというより、
資金ショートが怖いということなんですよ。
引当金でやられてしまうと、
アカウント閉鎖をすっとばして
資金ショートからのゲームオーバーのトリプルコンボが決まってしまうので、
危機感を持って資金計画に取り組みましょう!
今回のホンマエ
・引当金の設定はセラーによって違う
・キャッシュフローに乱れがなければ、引当金は売上の約5割
・資金ショートすると物販ができなくなるので、フローをちゃんと意識した計画を!
あとがき
この本棚をみてください。
どっからどうみても普通の本棚ですよね。
これが、こうなります。
すごくないですか!?
ハリーポッターの世界にありそうな不思議な抜け道が開けます!
先日お世話になっている方におすすめされて、
このイタリアンレストランへ行ってきました。
やはり人が勧めてくれるお店にハズレはないですね。