取り扱う商品単価はどのあたりを中心にしていくか、
このテーマはなかなか難しいです。
あまりに低い商品やあまりに高い商品を取り扱ってはいけないことはわかっていても、
どの価格帯を狙うかが悩みどころですよね。
Amazon輸入の戦略は一つではないので、
必ず正しいといった方法はありません。
それでも、無難というかどんな人にでも合いやすい価格帯選びの方法はあるので、
今回はそのご紹介をしたいと思います。
やってはいけない戦略
おすすめの戦略の紹介の前に、
これをやったらリスクが高いという2つの例をお話します。
商品単価が低すぎる商品ばかりのとき
商品単価が低いということは、
全体の価格が下がった時に利益は大きく削られます。
10,000円の単価の商品が100円値下がりしても
利益率は数%ほどしか影響しないでしょう。
しかし、1,000円の単価の商品が100円値下がりすれば、
利益率は数十%変化します。
もしかすると前者と後者で10倍の差ができることがあるかもしれません。
商品単価が高すぎる商品ばかりのとき
商品単価が高いと利益率も高くなりやすいです。
そのことを知っていると、
ついつい高額な商品を扱いがちですが、
デメリットがないわけではありません。
高額な商品の一番怖いところが返品リスクです。
10万円の商品が返品されると、
それだけで資金計画に大きな影響を与えます。
もし何かの拍子に、
特定の商品にトラブルが見つかった場合、
10万円×個数で返品されてしまい大ダメージを被ります。
バランス戦略
先に上げた低単価、高単価に特化する戦略もないわけではないので、
それがすごく得意な人には、
他の人がやらない分強みになるかもしれません。
ただ、天才肌というか少々トリッキー過ぎて一般人には使いこなせないやり方なので、
普通の方にはこれからおすすめする方法を採用してもらいたいと思います。
意図的に分散させる
ぼくがおすすめする方法は、
取り扱う商品の単価をばらけさせるというものです。
どういうことかというと、
2000円台 20%
3000円台~4000円台 30%
5000円台~6000円台 30%
7000円台~10,000円台 10%
11,000円以上 10%
のようにとにかく価格帯を分散させます。
ただし、メインとなる価格帯はあらかじめ決めておきます。
この例だと平均ではなく、
中央値・・・・
というとわかりにくいので、
4000円がメインの価格帯ですよね。
中心の価格が決まっていれば、
あとはそこを中心に価格帯を広げていけばわかりやすいかと思います。
分散はメリットでデメリットを消す方法
商品の価格帯を中心の価格から広げていく方法は、
株式投資に似ているかもしれません。
分散投資という言葉を聞いたことがありますか?
ハイリスクハイリターンの株とローリスクローリターンの株を同時に保有することで、
一時的にはマイナスになることもありますが、
長期でみたときにはトータルで安定したパフォーマンスを出すという方法です。
株に興味のない方にはなんのこっちゃって感じですよねw
株関係だと似たような戦略にドルコスト平均法なんていうのもあります。
これもドルを円に換えるとき、
タイミングをバラバラに分散させることで
トータルで安定した為替で取引できるという方法です。
分散が好まれる理由
株の世界ではこの分散戦略は3つの意味合いがあり
非常に人気があります。
①心理的にショックを受けにくい
②パフォーマンスが安定する
③素人でも失敗しにくい
この考え方は物販でも共通しているように思われます。
玄人の方はエッジの利いた、トリッキーな戦略を選べばいいと思いますが、
初心者の方がそれを真似ると大けがを負う危険があります。
だからこそ、
心理的にショックを受けにくく、パフォーマンスが安定していて、誰でも失敗しにくい
価格帯の分散を行うと良いんじゃないでしょうか。
今回のホンマエ
・商品単価が安いものや高いものに偏っている場合、リスク度は高い
・株式投資に倣い、分散戦略をおすすめ
・分散は精神的、パフォーマンス的、リスク的に安定している戦略
あとがき
クラウドファンディングの戦略を立てている時間が多いです。
戦略の本やマーケティングのブログなんかを参考に考え事をしているんですが、
ものすごく疲れます。
いかに転売が楽で、
あたまを使っていなかったかがわかりますね。
Amazon輸入の簡単さに慣れるとなんでも大変に感じてしまうので、
定期的に脳に刺激を与えていきたいと思っています。